所在地:神奈川県横浜市
おもな荷物:タンクローリーによる化学薬品・医薬品の工場間輸送
車両台数:25台
ロジックス利用機能: #配車 #経営見える化 #勤怠管理
この記事のポイント
神奈川県横浜市の有限会社博栄運輸は、手書きや二重入力といった「昭和なアナログ業務」に課題を抱えていました。ドライバー出身の三代目社長が、物流特化システムを導入し、配車・経営のDXに着手。業務効率化はもちろん、経営の「見える化」により不採算取引を見直すなど、利益体質への変革を実現しました。伝統を守りつつ、次世代へ事業を繋ぐための挑戦に迫ります。
有限会社博栄運輸について
神奈川県横浜市鶴見区に本社を構える、タンクローリーによる化学薬品・医薬品の工場間輸送を専門とする運送会社。3年前には、ドライバーとして勤務していた加藤様が三代目代表に就任され、現場業務に精通する立場から、アナログに依存した業務体制に課題を見出し、改革に着手されました。ホームページの新設や求人媒体の活用に加え、調整区域での営業所開設に向けたトレーラーハウスの導入など、伝統を尊重しつつも柔軟な発想で変革を推進。さらに、トラック協会や研修会への積極的な参加を通じて、社外との接点づくりや情報交換の機会創出にも尽力しています。
—加藤さんが社長に就任されたタイミングでは、社内でどのような課題があったのでしょうか?
加藤さん: 私が2022年に祖父から事業を引き継いだのですが、その時はまだ完全なアナログ業務でした。給与は手渡し、請求書は手書き、配車はExcel、求人はハローワークだけ。ホームページもありませんでした。
—かなり紙や手作業が中心だったのですね。
加藤さん:はい。創業からの伝統もありましたし、当時のやり方が“当たり前”でした。でも、私自身はドライバー出身ということもあり、「現場の働きやすさ」が「次世代へのつながり」だと意識するようになりました。そんな中、デジタコを導入し始めた頃から、「このままじゃいけない」と思い始め、トラック協会でシステムの情報収集を始めました。—そんな中で、ロジックスをご導入いただいたきっかけを教えてください
加藤さん:2023年に神奈川県のトラック協会の講演会でアセンドさんと出会ったのが最初でした。講演の中で「物流業に特化したシステムです」と紹介されていて、それが印象に残りました。調べてみると、配車から請求まで繋がっていて、費用対効果が分かりやすいと感じました。
—ありがとうございます。導入にあたって不安はありましたか?
加藤さん:もちろんありました。「うちは特殊だから本当に使えるのか?」という不安もありましたし、そもそも私自身もITに強いわけではなかったので。でも協会の知り合いから「ロジックス、いいよ」と聞いて「じゃあ、やってみようか」と。
正直、“ダメだったらやめればいい”くらいの軽い気持ちで始めました。
—現在はどのようにロジックスを活用していますか?
加藤さん:まずは一部の取引先から配車や請求をデジタル化していて、今は徐々に他の取引先にも広げているところです。配車から請求、出勤簿、車両管理まで一つのシステムで完結できるのは、本当に助かっています。
— 実際に業務や経営判断で効果を実感いただけたことはありますか?
加藤さん:はい。たとえば車両ごとの売上や整備履歴が見えるようになったことで、「この車は儲かってないな」とか「この仕事は見直そう」といった判断がデータでできるようになりました。
また、10年以上付き合いのあった取引先を1社、今年(2025年)の3月に契約終了したのですが、それもロジックスの請求データを見た時、「この取引先、明らかに安いな」と気付いたことで判断できました。
── 今後の展望についてお聞かせください。
加藤さん:増車しにくい時代なので、「減車せずに収益性を高める体制づくり」を目指しています。そのために、すべての取引先の配車をデジタル化することと、車両管理のデジタル化を進めていきたいです。車両の稼働状況や故障傾向もデータで把握し、幹部間での情報共有も進めたいと考えています。
それから、取引先との運賃交渉もデータで裏付けが取れるようにしたいです。「御社だけ安い」と言っても、今までは証拠がなかった。でも、今後は「数字でこうです」と根拠を示せるようにしていきたいですね。
—これからもご支援させていただきます。最後に、これからロジックスの導入を検討されている企業様に向けて、メッセージをいただけますか?
加藤さん:「うちは特殊だから無理だ」とDXを進められていない会社にこそ、一度試してみてほしいと思います。うちもそうでしたが、やってみたら意外と便利でしたし、現場も前向きに取り組んでくれました。
昔のやり方には良さもあります。良さを残しながら業務を変えられるのが、カスタマイズ性が高いロジックスの良いところだと思います。まずは小さく始めてみる。ダメならやめればいい。それくらいの気持ちで一歩踏み出してみるのが一番です。
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