所在地:長崎県佐世保市
おもな荷物:石油製品・飲料・食品・建材・引越など
車両台数:58台
ロジックス利用機能: #配車〜請求管理
本記事のサマリー
未経験で家業を継ぎ、経営も業務もゼロから学び続けた筒井さん。全ト協の勉強会を通じて出会った先輩経営者とのご縁が、事業再構築の大きな転機となりました。理念に共感し、人に惹かれて選んだのがロジックス。現場と数字をつなぎ、次代へつなぐ環境が少しずつ整いつつあります。
株式会社光葉産業運輸のご紹介
株式会社光葉産業運輸は、長崎県佐世保市を拠点に、石油輸送を原点としてスタートした運送会社です。現在では、飲料・食品・建材・引越など、多岐にわたる物流サービスを展開しています。
地場配送を中心に、地域密着型を強みとしており、安全運行への取り組みにも早くから力を入れてきました。Gマーク(安全性優良事業所認定)を長年にわたり継続取得しており、現在は「ゴールドGマーク」の認定も受けている数少ない企業の一つです。
代表取締役の筒井さんは、2010年に先代社長であるお父様が急逝されたことを受け、運送業未経験の状態から3代目として代表に就任されました。それ以来、現場と経営の両面をゼロから学び、事業の再構築に取り組んでこられました。
—代表に就任された当時の状況について、教えてください。
筒井さん:2010年、父が突然亡くなり、私は入社からわずか1か月で代表に就任しました。それまでは地元の米軍基地で消防士をしていて、運送業も経営もまったくの未経験でした。
—いきなり経営というのは、すごいプレッシャーを受けそうに感じます。
筒井さん:正直、戸惑いだらけでした。でも、父の代から支えてくれていた幹部社員の方々が社内に残っていたことが大きくて、支援していただきながら一つずつ学んでいきました。
まず最初に取り組んだのがコスト削減です。
当時は燃料価格も高く、会社の収支が厳しい時期だったので、保険契約の見直しや業者の切り替えなど、既存の“付き合い”に縛られていた支出を一つひとつ洗い直しました。
もちろん、一気に変えると社内に軋轢も出るので、段階的に進めていきました。
—売上を上げるためにはどのような取り組みをされましたか?
筒井さん:売上の柱だった石油輸送が年々縮小していたので、他の領域にも徐々に広げていきました。
まずは1〜2台の車両で、スーパーの夜間配送や鉄筋の配送などを新たに取り扱うようになり、幸いにも新規のお客様にも声をかけていただけるようになりました。
結果として、事業が分散でき、売上構成も徐々に安定していきました。
—業務や経営については、どのように学ばれたのでしょう?
筒井さん:運送業については、トラック協会の青年部に参加して、他社の方々と交流しながら学びました。経営については、銀行が開催している若手経営者向けセミナーに参加したり、事業計画の作り方を学んだりして、数字の見方も少しずつ理解していきました。
—業務周りの課題についても教えてください。
筒井さん:当時は20年以上使っていた買い切り型の業務システムを使っていましたが、パソコン1台でしか操作できず、機能も使いこなせていませんでした。
社内ではExcelや紙伝票も併用されていて、情報の所在が人によってバラバラ。誰がどのファイルを作って、どこに格納したかも分からない状態でした。
粗利の把握や車両ごとの収支管理もできず、数字は手作業で集計していました。
しかも、事務所が県境だからか、2022年ぐらいまでは通信回線がADSL(業務のデジタル化には不安定な回線)で、クラウド型のシステムを使うという発想すらない状況でした。
—まさに“仕組みの限界”がボトルネックになっていたということですね。
筒井さん:はい。2〜3年前にようやく光回線が整備されて、「ようやくクラウドという選択肢が持てるようになった」というのが実際のところです。
—ロジックスを最初に知ったきっかけを教えてください。
筒井さん:2024年に全日本トラック協会の「経営改善・DX推進委員会」に参加したときに、岩田さん(八大株式会社の代表。2021年度全ト協青年部部会長)がロジックスの導入事例を紹介していたんです。その話を聞いて、ルート配送が多く業務の内容が、うちと近くて。「あ、これうちに合うかも」と直感的に思いました。
無理なく自社に置き換えられるイメージが湧いたんですよね。
—最初からイメージがはまったんですね。
筒井さん:地元の青年部会長が共通の友人だったので、その友人を介して岩田さんに「ぜひ会社訪問させてほしい」とお話させていただいて。
それで、八大さん(岩田さんが代表を務める運送会社)の見学と併せて、アセンドさんのオフィスにも伺いました。
—7月ぐらいにお越しいただきましたよね。喫煙所でお話したことを覚えています。
筒井さん:すごく印象がよかったです。まず雰囲気がとても自然で、スタートアップ特有の堅苦しさやギラギラした感じがなくて。
みなさんリラックスしながらもしっかり話されていて、「この会社とは長く付き合えそうだな」と思いました。
—印象に残った場面などはありましたか?
筒井さん:いろいろありますが、たとえば御社の創業の理念について聞かせていただいたときに、「業界全体をよくしたい」という考えを強く感じたんです。
単なるIT企業じゃなくて、業界課題を主語にして、本質的な変化を目指している会社なんだと。それにすごく共感できました。
あと、スタッフの皆さんのおもてなしも印象的でしたね。夜にアセンド食堂で佐世保名物のレモンステーキを出してくれたんですが、そういった細かいおもてなしに感動しました。おいしかったです(笑)。
その後もお酒を飲みながらいろんな話をして、「ここなら信頼できる」と思えた。“人”の部分も含めて、導入の決め手になったと思います。
—そう言っていただけて光栄です。ちなみに他社のシステムは比較されたんでしょうか?
筒井さん:実はしていません(笑)。もう最初の時点で「これだ」と思っていたので。あとは現場からも「これならいけそう」という感触があったので、スムーズに決断できました。
—現在、ロジックスをどのように活用されていますか?
筒井さん:まず配車業務は、ほぼロジックスでできるようになりました。伝票も統一できましたし、社内でもだいぶ定着してきました。
今は請求書の自動化に向けて準備を進めているところです。
—今後、ロジックスを軸にどんな体制を目指されていますか?
筒井さん:「数字に基づいた経営」が出来る体制を作りたいと思っています。今までは売上や経費の情報があちこちに散らばっていて、感覚的に判断していたところも多かったので。
それを一元化して、誰が見ても分かる形で判断できるようにしたいです。将来的に次の世代に引き継ぐときにも、仕組みとして残せるものにしたいですね。
ー最後に、導入を検討されている方々へメッセージをお願いします。
「今のやり方よりもっと効率よくできないかな」と少しでも感じているなら、まずは試してみる価値があると思います。クラウド型なので、どこにいても業務を確認できるし、特に配車業務にはすごく合っています。
ロジックスで、いろんなデータを一元管理して様々な業務が完結するというのは、仕事の効率化という意味でも「見える化」という意味でも、とても良い変化をもたらしてくれたと思っています。
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