導入事例
志和貨物自動車様

150人で90台を回す挑戦。現場と人を育てる全体最適をめざして

志和貨物自動車株式会社

所在地:広島県東広島市
おもな荷物:建築資材輸送・軽貨物
車両台数:90台
ロジックス利用機能:  #配車 #経営見える化 #勤怠管理

志和貨物自動車株式会社について
広島県東広島市に本社を構える運送会社。創業100年を誇り、大手自動車部品の輸送を中心に、建築資材輸送や軽貨物による宅配など、多岐にわたる物流サービスを展開しています。ドライバー数・保有車両数ともに約90台。多様化する物流ニーズに応えながら、現場主義を大切にする組織風土が根付いています。

 

代表の牧尾さんは、運送業界が抱える人手不足やイメージの問題に対し、「運送業のイメージを変える」「他業界から人材を呼び込む」といった強い問題意識を持ち、採用活動やホームページ設計、外部発信に積極的に取り組んでいます。実際、従業員の多くが異業種から入社しており、教育にも注力しています。

導入前の課題・背景

自社に合った全体最適を目指したい

— ロジックス導入前、どのような課題がありましたか?

  
牧尾さん: 「物流DX」という言葉が出始めたころだったと思います。現場を見直したとき、ツールの使用率がとにかく低かったんです。紙やFAX、手書きでの業務が多く、それぞれに手数がかかっていました。  
 

— 当時、何かしらのシステムは導入していたのでしょうか?

  
牧尾さん: もともと老舗のシステムを使っていたのですが、機能が細かすぎて入力の工数が大きく、結局は請求書を発行する程度にしか使えていませんでした。現場からも「入力が面倒」「結局紙のほうが早い」といった声が多く、「1回入力すれば、すべてがラクになる」ような仕組みがないかと考えていました。  


— 請求書作成のためだけのシステムになっていたのですね。

  
牧尾さん: 本来は予実管理や売上分析など、経営に直結するシステムとして活用したかったのですが、当時のシステムはそういった使い方には向いていませんでした。  


— カバー範囲が狭まるほど、経営から遠ざかってしまいますよね。

  
牧尾さん: そんなとき、ちょうどトラック協会の中国ブロック青年部の理事を務めていた関係で、御社の社長が「物流DX」について講演しているのを聞いたのがきっかけでした。  


— そこが最初の接点だったのですね。ちなみに、ノーコードツールのご検討もされていたと伺いました。

  
牧尾さん: はい。多くの会社から「誰でも作れる」「自由に設計できる」といったノーコードツールの営業を受けていました。でも正直、自社のITリテラシーを踏まえると「これは合わないな」と感じていました。どこを誰がどう設計するのかが見えづらかったんです。

 

導入の決め手

業界特化だからこそ、任せられる

— 多くの選択肢の中で、ロジックスを選んだ決め手は何でしたか?

 

牧尾さん: いちばん大きかったのは、「運送業に特化しているツールだ」と感じたことです。常務はシステム系に詳しいので「ノーコードツールでもいいじゃないか」と言っていたくらいですが、要件整理などの負荷が常務に偏ってしまうのが目に見えていました。そこで、外部にある程度分散できる体制にしたいという思いもありました。

 

— 運送会社の業務を理解し、自社に合った形でカスタマイズしてくれるという点が評価されたのですね。

 

牧尾さん: そうですね。配車・請求・収支・ドライバー管理といった機能が一体となっていて、それが当初の理想と合致していました。さらに、そうしたつながりを実現するうえでの現場理解や、ベンダーとの距離感の近さも大きかったです。

また、「最初から全部を変えなくていい」というスタンスにも安心感がありました。営業所単位で段階的に進められたことで、現場の混乱を最小限に抑えることができました。

 

導入後の効果

案件とドライバーの見える化で属人化を解消

— 現在、ロジックスはどのように活用されていますか?

牧尾さん: 案件単位での配車、請求書の発行、ドライバーのシフト管理を中心に活用しています。特に便利なのは、「どのドライバーが、どの車両で、どの案件を運んだか」が履歴としてしっかり見られる点です。

 

— 紙や口頭では残しきれなかった情報ですね。

牧尾さん: そうなんです。誰かが休んでも他の社員が業務をカバーできるようになってきていて、属人性も徐々に減らせています。

 

今後の展望

予算を見て動ける、強い現場へ

— 今後、ロジックスをどのように活用していきたいとお考えですか?

  
牧尾さん: 次に考えているのは、「予実管理」を現場で行えるようにしていくことです。経営側が予実を管理するのではなく、「現場で予算を立て、それを見ながら実績を追える仕組み」を作っていきたいと考えています。数字で見えるようになると、若手も自分の成長を実感しやすくなりますし、組織としての目線もそろってくると思います。  

— 自分たちで計画を立て、数字を追える状態にする、ということですね。

 

牧尾さん: ドライバーも事務も、数字を見ながら現場の動きを考えられるようになると、働き方が大きく変わってくると思います。あとは、「90台の車を150人で回す」ような運用にも挑戦したいですね。これまでの「持ち車制度」を見直し、人と車をタイムリーに最適配置できる体制を作っていきたいです。



— 最後に、ロジックス導入を検討している企業の方々へメッセージをお願いします。  

牧尾さん: “完璧なシステム”を探しすぎるより、まずはやってみることが大事だと思います。現場で使いながら育てていけばいい。ロジックスは「運送業を理解している」という土台があるから、大きく外れることがない。その安心感が一番大きいですね。

 

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