導入事例
ニッコン株式会社 筑後営業所様

Excel管理からデータ共有へ。
ニッコン筑後がデジタル化で掴んだ収支改善の土台整備

ニッコン株式会社 筑後営業所

所在地:福岡県筑後市
主な荷物:住宅建材、農業機械、完成車輸送
車両台数:27台
ロジックス利用機能:配車、勤務予定、車両管理

本記事のサマリー

配車情報の属人化やブラックボックス化に悩んでいたニッコン株式会社筑後営業所。ロジックス導入による「見える化」で、1日2運行の実施率が3割超へ向上しました。さらに、客観的なデータ共有が営業所内の意識改革を促し、全員で収支改善に挑む強固な組織へと変化しています。

ニッコン株式会社 筑後営業所

ニッコン(旧・日本梱包運輸倉庫)は1953年創業の一貫物流企業で、2026年4月に現社名へと変更しました。九州の主要拠点である筑後営業所(福岡県)は、住宅建材や住宅建材、農業機械の輸送・倉庫保管を担っています。

ご担当者様の経歴

営業所全体を統括する所長と、収支改善を担う運輸係のコンビ

ー まずは、お二人のご経歴や営業所での役割を教えてください。

舛尾さん(筑後営業所長): 私は10年ほど前から浜松や岐阜の営業所で所長を務めており、去年の4月からここ筑後営業所の所長に着任しました。

筑後営業所でも、業務全般を統括・管理しています。運送業務や労務管理はもちろん、併設されている倉庫も含めて管理しています。 

森さん(筑後営業所主任): 私は元々、コンビニの時間帯責任者や他業界での営業などを経験した後、10年ほど前にニッコンへ入社しました。

入社後は倉庫業務などに携わり、去年の4月から現在の運輸係に配属されました。
今の主な業務は営業所の「収支改善」です。

配車の効率性や案件ごとの黒字・赤字の分析、顧客向けの見積もりの妥当性の判断など、契約当時から実績の管理・分析をしています。

また、人件費と照らし合わせて変動があっても、きちんと採算が取れているかまで、細かくチェックしています。

導入前の課題

特定のPCのExcelに閉じた配車情報。タイムリーに答えられないもどかしさ

ー ロジックス導入前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか?

舛尾さん:私が着任した当時、旧態依然とした業務のやり方に強い課題感を持っていました。

当時はドライバーの運行ルートや仕事が完全に固定化されており、料金体系も固定。
そもそも配車の「見える化」が全くできておらず、配車と実運行が完全にブラックボックス化していました。
故に配車の効率性も把握出来ておらず、改善策を講じるための情報がありませんでした。

極端に言えば、ドライバー任せで仕事を回しているような状態だったのです。 

森さん:ドライバーが個人個人で、ある意味「個人事業主の営業」のような動き方をしていて、取引先での折衝や営業のような活動も行ってくれていました。

優秀なドライバーの働きぶりがある一方で、当時、誰がどのトラックでどこを走っているのかが事務所側でリアルタイムに把握できていませんでした。
配車の情報は、特定の配車担当者が持つ1つのExcelファイルの中にしか入っていなかったからです。

 

ー その状態は、日々の業務や顧客対応にどのような影響を及ぼしていたのでしょうか。

森さん:お客様から急な配送依頼や「今どうなっている?」という問い合わせがあっても、そのExcelを持っている担当者にいちいち確認しなければなりませんでした。

確認の工数がかかるだけでなく、タイムリーに回答できないため、非常に不便を感じていたんです。

舛尾さん:収支もブラックボックスだったため、改善に向けた具体的な手を打つこともできませんでした。

私が所長に就任してからは、営業所内の「売上の見える化」や「効率化」に対する意識を何とか高めていこうと、収支管理・改善の動きを強めていきました。

導入の決め手

運送業への特化と「まずは配車のデジタル化から」という段階的な提案

ー システムの選定はどのように進められましたか?

森さん:2025年10月に開催された九州次世代物流展という展示会に足を運んだ際、ロジックスのブースを見て「これだ!」と直感しました。
配車表の見た目が、自分が頭の中でイメージしていた運用にピタッとハマったんです。

営業所に持ち帰って舛尾所長に報告したところ、高く評価してもらえました。 

舛尾さん:正直、私は「見える化」ができるのであればスケジュール管理ソフトでも何でも良かったんです。
ただ、ロジックスは「運送業に特化している」という点が非常に魅力的でした。

また、クラウド化によって将来的にドライバーとも情報を共有できる点も良いなと。
他社ツールやスクラッチの開発会社とも比較しましたが、初期導入費用だけで300万円近くかかるなど非常に高額だったり、私たちのやりたい運送実務を本当に理解してくれているのか不安が拭えなかった。

その点、ロジックスの担当者さんは運行管理資格を保有されており、業界の会話が通じる安心感と信頼感がありました。

 

ー 提案内容で、特に響いた部分はどこでしょうか?

舛尾さん:最初の提案が、あえて突っ込んだ内容(収支改善など)ではなかったのが逆に良かった。

最初からあれもこれもと欲張るのではなく、まずは「クラウド化」と「配車のデジタル化・共有」という範囲に絞って提案してくれたため、導入のイメージが湧きやすかったです。

 

ー トライアルや導入時のサポートはいかがでしたか?

森さん:最初はシステムの入力作業などに慣れず大変な時期もありましたが、導入支援の飯塚さん、清水さんの手厚さには驚きました。

訪問でもWebでも、ここまで適切に案内してくれるとは思っていなかったです。新入社員の教育の場として、実際に操作を教えながら伴走してくれたのも大変ありがたかったですね。

導入後の効果・活用状況

2運行目の実施率が3割超に向上。数字の可視化がもたらした「意識改善」

ー 実際に本運用してみて、どのような変化がありましたか?

森さん:配車、日報、実績入力と、使い込むごとに機能の幅広さを実感しています。

これまではワンクリックすれば過去の案件をすぐに振り返られるため、集計の削減効果も大きいですね。

現在は、実績データを元に様々な分析にチャレンジしています。具体的には、1日で2つ目の業務(2運行目)ができている割合がどのくらいあるか、あるいは何県から何件のオーダーがあるか、などを可視化しています。

4月時点では、2運行目がある割合は3割を切っていたのですが、ロジックスで見える化を進めた結果、現在は平均して「3割」を超えてきました。
業務の数を確実に増やせている実感があります。

 

ー 営業所内の「意識」の面での変化はありましたか?

森さん:これが一番大きな効果だと思います。これまでは内勤とドライバー、あるいはメンバー間で意見が衝突することもありましたが、数字と配車状況が可視化されたことで全員の目線が揃うようになりました。

今ではみんなが同じデータを前にして「一致団結」して建設的な話ができるようになっています。
内勤のメンバーからも「この案件、この運賃で本当にもらっていいのかな?」という声が出るなど、利益に対する意識が劇的に変わりました。

舛尾さん:7月からは、車両ごとの経費や粗利(差益)を算出・分析していく予定です。
感覚ではなく、明確なデータに基づいた収支改善のアクションへ進める土台作りが着実に進んでいます。

今後の展望

適切な営業を行うための土台作りと、会社とドライバーが繋がる世界へ

ー 今後に向けて、さらに取り組んでいきたいことを教えてください。

森さん: 過去の振り返りはロジックスで十分できているので、今後は「より先の未来の配車予定」を管理していきたいです。
私たちの営業所では、シーズンものの機械品の納入などがあると、数ヶ月先かつ長距離便のオーダーが入ります。

現在は未来1ヶ月のスケジュール管理としてまだ一部Excelを併用しているので、ここもロジックス上で一元管理できるよう機能拡充を期待しています。

また、収支改善の面では、ただ単純に荷物を集めて量を増やせばいいというわけではないと考えています。
足元の仕事の運賃が本当に適切なのかを見極め、適切でない状態での仕事を増やさないよう、適切な営業が行える土台をさらに強固にしていきたいです。

舛尾さん:システム面で言えば、将来的にはドライバー側にも配車情報や、自身・同僚の過去の運行実績などが共有される世界を作りたい。

長距離便を走るドライバーは、特に翌週の仕事がどうなるのか気にするものです。
ドライバーは外に出てしまえば孤独になりがちですが、システムを通じて「会社という単位で繋がっている」と感じられる環境を作りたいですね。

社内コミュニケーションの活性化にも繋がると考えています。

ロジックスを検討中の方へ

高額な自社開発に踏み切る前に、まずは「試してみる」価値がある

ー 導入を検討している同業他社の方へ、アドバイスをお願いします。

森さん:業務の見える化はもちろんですが、営業所や会社全体の「意識改革」を本気で起こしたいと考えている企業様には、自信を持ってお勧めできます。

舛尾さん:実は弊社にはシステム部門があり、一昨年あたりに倉庫管理システム(WMS)を自社開発して運用しています。
現在はさらに数億円規模をかけて輸配送管理システム(TMS)を自社開発し、それらを紐付けようという大きなプロジェクトが動いています。

しかし、全ての会社が最初からそんな莫大な費用をかけられるわけではありません。
億単位のお金をかける前に、まずは「入り口としてとりあえず使ってみる」「配車の見える化を試してみる」というステップを踏む上で、ロジックスは圧倒的コストパフォーマンスで始められる最適なシステムだと思います。

RELATION

関連記事

CONTACT

運送業に従事するみなさまの
力になります

ロジックスの詳細について
お気軽にご相談ください

ロジックスのくわしい資料は
こちらから

お電話でのお問い合わせはこちら

平日 10:00~20:00