導入事例
株式会社大分海陸様

ベテランの知恵は、次世代の贈り物。デジタル化で過去と未来を繋ぐ

株式会社大分海陸

所在地:大分県大分市
主な荷物:合成樹脂、紙製品、精密機械、鮮魚、青果、一般貨物など
車両台数:50台
ロジックス利用機能:配車、請求、勤務予定、車両管理、ダッシュボード

本記事のサマリー

紙やExcelによる業務の属人化を打破するためロジックスを導入した同社。新社屋への移転に伴い、今までの紙とホワイトボード中心の業務方法からロジックスを基盤とした運行管理業務へと移行。点在するデータを直感的な配車表の共有が可能なロジックスへ集約することで、新人教育コストの削減ができました。「誰もが迷わず働ける環境」を整え、仕事のハードルを下げることで、人を大切にしながら次世代へ繋ぐ基盤を築いています。

株式会社大分海陸

大分海陸(1910年創業、大分市)は、「陸・海・空」を網羅する総合物流企業です。大分と国内外を結び、港湾運送や通関、自社倉庫(約1.5万㎡)での保管から工場構内作業まで一貫して提供。約120名の従業員と多彩な自社機材を擁し、Gマークも取得しています。女性社員の視点から現場をチェックする「レディースパトロール」といった安全への取り組みのほか、、RORO船を利用し、環境に優しい「シャーシ無人航送」、省電力なテント倉庫の運用など、持続可能な物流体制を築いています。

ご担当者様の経歴

異業種からの挑戦。現場と管理の「架け橋」として

ー 佐々木さんのご経歴や、入社のきっかけを教えてください。

佐々木さん(運行管理室グループリーダー): 前職は熊本県で不動産関係の仕事をしていました。Uターンで地元の大分に戻るタイミングで、10年前に異業種からこの世界に飛び込みました。最初は合成樹脂の輸送手配からスタートしました。

その後、RORO船部門の現場責任者として、一度に約50名が動く大規模な現場統括を経験し、1年半ほど前に現在の運行管理室へ配属されました。

 

ー 運行管理室では、具体的にどのような業務を担っているのでしょうか?

佐々木さん: 私の現在の役割は、運行の背後にある「土台」をすべて整えることです。

配車は別の担当がいますが、私はそれ以外の運行管理業務全般の統括を担っています。

具体的には、コンプライアンス遵守のための法的な書類準備や約50台にのぼる車両の点検・修理・車検スケジュール等の管理、そして現場の要であるドライバーの労務・安全管理です。

現場の苦労も管理の大変さも見てきたからこそ、今の部署では「誰もが迷わず、かつ法令を遵守して働き続けられる環境づくり」をミッションに掲げています。

導入前の課題

「あの人のExcel」を見ないと状況が分からない。属人化した情報のブラックボックス

ー ロジックス導入前には、どんな課題がありましたか?

佐々木さん:とにかくあらゆる情報が「紙」と「Excel」に依存し、バラバラに点在していました。

特に深刻だったのが情報の属人化です。配車の情報は担当者個人のExcelの中にしかなく、最新の状況を知るにはその担当者のPCを直接覗きに行くか、その人がExcelから出力した紙を待つしかありませんでした。

更新があるたびに出力し直して配布するのも非常に手間でしたね。 

 

ー 情報が共有されにくいことによる弊害はありましたか?

佐々木さん:配車依頼がきても、担当者個人しか分からず他が対応できない状況が続いており、担当者が一日中Excelにかじりついている非効率な状態も発生してしまっていました。

また、独自のルールで組まれたExcelは、他部署の人間や業務に慣れていない人が見ても「何の情報なのか」が判読できないんです。

車両管理についても同様でした。車検や修理、点検の履歴、スケジュールといった重要書類がすべて紙ベースで保管されており、色々な場所に小分けにファイルされていました。

労務、安全管理も含めデータが点在しすぎていて、情報が拡散しきっていたんです。私自身、部署に配属された際、引き継ぎの時間がほとんどない中で非常に苦労した経験があります。

なので「このままでは次に来る人が困る。情報を一つにまとめ、誰でも即座に状況を把握できる環境を作らなければ」と痛感していました。

導入の決め手

ドライバー目線でも「一目でわかる」シンプルさ。将来性を見据えた選択

ー ロジックスを選んだ決め手をおしえてください。

佐々木さん:2025年の関西物流展で出会い、計3社で比較検討しました。

機能面でどこも甲乙つけがたい部分はありましたが、ロジックスの決め手は圧倒的な「配車画面の見やすさ」でした。

配車表はドライバーも見ることになるので、直感的に状況が掴めるシンプルさは不可欠でした。

 

ー 他社と比較した時、決定打となったポイントは他にもありますか?

佐々木さん:車両管理に特化したシステムも試しましたが、肝心の配車入力や画面の表示が分かりづらく、現場に浸透させるにはハードルが高いと感じました。

また、当初は請求連動も重視していましたが、社内で別の会計システムの導入が動いていたため、まずは実務の核心である「配車」と「車両管理」をデジタル化しようとスコープを絞りました。

ロジックスは今後の車両管理機能のアップデート予定も明確で、「ここなら一緒に成長していける」と感じたのが大きかったですね。

導入後の効果・活用状況

点在したデータを集約し共有知に。各人の業務スピードも向上。

ー 現在はどのようにロジックスを活用していますか?

佐々木さん:今までホワイトボードに配車表を転記してましたが、事務所内に配車用モニターを設置をしたことにより、誰でも最新の状況を確認できるようになりました。

ホワイトボード作業がゼロになった事、配車に変更があった際にすぐに反映出来る事で業務効率が上がってます。

普段はドライバー別で配車を使ってますが、組んだ配車を確認する際に、車両別に切り替えると今まで文字で表記されていたヘッドやシャーシが可視化され、空きの車両、ダブり車両が明確化できミスの防止になってます。
 

ー 車両管理の面でも変化はありましたか?
佐々木さん:2026年4月のアップデートで、ファイルボックスや車両原価に項目が追加されました。

その結果、車検証データの読み込みや修理履歴の添付が容易になり、一気に入力を進めています。

新しく入った整備士からも「過去の履歴がデータで見られるのは非常に助かる」という声が出ており、情報の「共有知」化が着実に進んでいます。

今後の展望

もっとオープンに。デジタルで実現する「人を大切にする職場」

ー ロジックスに対して、今後期待することはありますか?

佐々木さん: 現在進めている配車・帳票・車両管理に加え、今後は「運転者台帳」のデジタル化、適性診断の管理などさらに一気通貫で使える機能の拡張を期待しています。

運送業界は高齢化が進み、人の入れ替わりは避けられません。だからこそ、特定のベテランに頼るのではなく、デジタルを活用して仕事の入り口のハードルを下げることが重要です。

誰もが馴染みやすく、楽しく笑いながら働ける職場を作ること。それが会社として「人を大切にし続ける」ことに繋がると信じています

ロジックスを検討中の方へ

「仕事の入り口」を低くすることが、次世代への最大の贈り物

ー 導入を検討している同業他社の方へ、アドバイスをお願いします。

佐々木さん:「今の担当者が辞めたら仕事が回らなくなる」という不安をお持ちなら、今すぐロジックスを検討すべきです。

情報の属人化を排除し、「とりあえずこれを見れば分かる」状態を作ることは、教育コストを下げ、新しい人材の定着を助けます。

次世代へスムーズにタスキを繋ぐために、デジタルは今や欠かせない武器になりますよ。

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